シットシッポ Wiki

置き配的書籍

おきはいてき

2025年11月刊。

著者
福尾匠
2025
初出
癖と曲(2025年11月17日)

Amazon

全11回で、4回目くらいまでは愚直に現代社会を分析する話が続き、 後半から「じゃあどうするのか」になっていく。帯にシールが貼ってある 初回配本限定仕様で、Amazonの配達物に貼られるシールのフォントが使われている (流通が一つのテーマだから)。「置き配」という漢字・ひらがな・漢字の3文字は 10年前にはありえなかった文字列なのに、いまは当たり前のものとして見ている。 当初は『置き配』という3文字だけのタイトルで編集者に提案した。 第10回は「私でなくもない者たちの親密権」。 すでにあるイシューに新しい角度を投げかけるのではなく、 新しいイシューを作ることで他のものの見え方が変わる、というタイプの本。

2025年12月1日の回

発売1週間で重版が決定。「楽になった」「読んで書き始めた」という感想が多い。 SNS的な短い分量では全部がアテンションエコノミーとポジショントークに 回収されてしまうが、1万字ほどの長さで書くことによって、 そこに回収されない時間が流れ始める——という本の主張が、 読む側の体験としても効いている。 章立てではなく「第◯回」という呼び方で、連載時の一回一回が断絶した 思考の断片であるという質感自体を残している。 置き配的なシステムがダメでその外部に到達するのだ、という本ではなく、 それはもう現実だというところを前提にしている。

この項目が出てくる回

関連項目

となりで喋られていたこと

韻を踏んでいること

この項目に言及している項目