男同士の本当の気持ちは言葉にされない
おとこどうしのほんとうのきもちはことばにされない
『見晴らし世代』で、父と息子の和解——和解ですらないもの——は 完全に非言語的に行われる、と荘子itは言う。
息子がとにかく何とかしたくて、数年ぶりに家族を昔の思い出のサービスエリアに 集めさせる。姉は「会いたくもない、そういうことしなくていい」と言う。 集めたはいいが誰も喋らず、父も何をしていいか分からず、 二人でずっとカレーを食っている。「なんで集めたの」「なんで喋んないの」。 お気持ちと実感の「本当の内側の真実はどっちか」という問いと、 別の回のグルーミングのなさ(男性同士のコミュニケーション)が 交差する場所にある。
この項目が出てくる回
関連項目
- 実家的なリアリティ丸山眞男『日本の思想』と鶴見俊輔の戦時期精神史を読んでいた福尾が見つけた線。
- 無時間的な間遊就館の最初の部屋を福尾がそう呼んだ。
- 屋根と根遊就館の中ほどに改修工事のときの靖国神社の屋根が置いてある。
- エゴドキュメントのナショナリズム利用遊就館の最後には戦没者の手紙や写真が集められた部屋が続く。
- 拝見してくださいという構え遊就館は「見てください」ではなく「拝見してください」という、拝んで見る対象として リプレゼンテーションされている。
- お気持ちと実感ニック・ランドはリベラルを皮肉って「声の政治をやっている人たち」と呼ぶ。
- 辻田真佐憲靖国問題をまとめて話すラジオやYouTubeの動画を、福尾もTaiTanも荘子itも見ている。
- 丸山眞男『日本の思想』。