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序文というパレルゴン

じょぶんというぱれるごん

序文は順番としては一番最初に来るのに、たいていは本文を書き終わったあとに書く。

初出
『置き配的』宣伝会議(2025年12月1日)

「私はこういうことを言うことになるだろう」という予言をしているわけで、 そこにタイムパラドックスがある。それは本文をきわめて人工的な仕方で閉じ、 始まりと終わりのあいだに綺麗な円環構造を無理やり作るためにある。 デリダはこれをパレルゴン——絵にとっての額縁のように、 作品そのものではないが、それがないと作品が作品にならないもの——と呼んだ。 福尾はその作為性が気になる。「それ、なくていいんじゃない」。 ただし本という一つの物体にすること自体もある種のパレルゴンではある。 『非美学』や『置き配的』は一つの全体性を意識して作っているので序文も自然に 受け取れるが、日記は全然違う。

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関連項目

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