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虚構に上書きされた風景が原風景

きょこうにうわがきされたふうけいがげんふうけい

佐々木友輔の風景論の連載を荘子itが読んで。

初出
団地に行ってきた(2025年12月15日)

風景のスクリーン・プラクティス 第8回 大島渚と庵野秀明の虚構=風景論(2025-12-10)

大島渚の世代にとっては 現実と虚構が綺麗に分かれていたが、郊外化がどんどん進んだ後の世代にとっては、 その「現実の風景」がもはや完全に上書きされている。 隠蔽された風景それ自体が原風景である、という原体験から次の世代に何ができるか。 庵野秀明も同じ問題意識だったはずなのに「現実に帰れ」という (成功したオタクとしての)メッセージになってしまった。 旧劇エヴァはそれが空回りしていることが魅力だったが、シン・エヴァは 綺麗に完結しすぎている。現実と虚構がないまぜになったものこそが現実だ、 という視点をどう正確に守っていくか。 吉本隆明の「関係の絶対性」——人間関係が意思決定もイデオロギーも 何を現実と感じるかも規定してしまう——ともつながる。

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